低糖質のベジスイーツが並ぶ店。 “幸せになれるスイーツ”作りへの思いがロカボとつながりました。

「パティスリー ポタジエ」。この名前は、スイーツ好きならテレビや雑誌などのメディアで目にしたことのある“あこがれ”のお店です。

10年ほど前「野菜を原料にしたスイーツ」が並ぶ店として話題を呼んだ「ポタジエ」が、何やら「低糖質スイーツ専門店」と進化し、紀文食品も加盟する食・楽・健康協会のパートナー企業にもなられたと聞き、中目黒のお店を訪ねました。

東急東横線中目黒駅から商店街を抜け5分ほど、まさにビタミンカラーの可愛らしいテラス席と外装に思わず足を止めてしまう雰囲気です。

ロカボとの出会い

「ポタジエ(Potager)」とはフランス語の「家庭菜園」という意味だそう。なるほど温かくて、ほっとさせてくれる佇まいです。

お話を伺ったのは、ポタジエ、オーナーパティシエールの柿沢安耶さんです。

早速、野菜スイーツ専門店をローカーボベジスイーツ専門店へと進化させたきっかけをお聞きしてみました。

2013年6月からある企業の依頼で、フード開発に携わったことがきっかけだったそうです。それは、病気療養中の方にお届けするお弁当とスイーツの開発。野菜をふんだんに使ったヘルシーな商品でも、さまざまな食事制限を抱えた人には誰でも同じように食べてもらえるものではないことに気づかれたそうです。

「管理栄養士の方と組み、糖質や脂質の値をきちっと出せば、病気療養中の方にも安心して召し上がっていただける。ポタジエのメニューもそんな風にどんな方にも自由に選んでもらいたいという思いが芽生えたんです。」

そんなとき、ロカボを提唱している山田先生との出会いもあったそうです。

ショーケースを覗けばポタジエの商品は、生ケーキから焼き菓子まですべてが低糖質商品になっています。 

でも、小麦粉、砂糖がメイン食材のケーキを低糖質に変えるにはかなり苦労があったのでは・・・

「ポタジエのケーキは野菜をふんだんに使用しているので、もともと糖質量がそこまで高くないんです。定番となっています“グリーンショート・トマト”も糖質量20gだったものを、約7.7gにしました。普通のショートケーキなら糖質は50gくらいですから」

小麦粉を大豆粉やふすま粉に、甘味料には自然派調味料のラカントに置き換えているそうです。

 

食・楽・健康協会の商標登録、ロカボマークもついたケーキもあります。 

ケーキには糖質量の目安がカードに。ご自宅に持ち帰って食べるときにも糖質量が確かめられるようにという嬉しい配慮です。

オープン以来一番の人気商品のグリーンショートトマト(左)はコマツナ入りのグリーンのスポンジにトマト。ゴボーショコラ(右)はソテーしたゴボウが入った、食感が楽しい大人の味。どちらも糖質10g以下とは思えないおいしさです。 

新たなリピーターのお客様も増えてきたと感じる中、まだまだロカボの概念は浸透していないと感じることも多いそうです。様々な形でロカボを普及させていきたいと柿沢さんは語っていました。

生きてる野菜のパワーを糧に

パティシエの柿沢さんがなぜ、もののみごとにすっと、低糖質スイーツへとシフトチェンジできたか・・・それは、スイーツづくりに対する根底にある思いがあったからだと言えそうです。

大学時代、フランスに留学中に自身の体調を崩したのをきっかけにマクロビオティックやベジタリアンという概念に出会ったそうです。

“食べた人が元気になれる”

“食べたものが体に作用して元気なれる”

このことをコンセプトに2003年、栃木県宇都宮で始めたのがベジタリアンレストランだったそうです。東京で生まれ育った柿沢さんが、そこで出会った農家の方や畑や作物との出会い。生まれてはじめて、生きてる野菜のパワーを知る感動の体験だったといいます。

「売られているきゅうりは冷たいけど、生きてるきゅうりは温かいんだ!」と感動したり、土に触れて感動したり・・・

そんなときに間引きして捨てられてしまう小さな人参を使った“人参パイ”を作ったそうです。生地には人参の葉を練り込んで、小さな赤い人参をくるんと巻いたパイは見た目にも珍しく、「何で出来ているの?」という、食べていただくお客様との間に新しいコミュニケーションが生まれたのも発見だったそうです。

間引き人参を使うという方法は、農家の方にとっても収入増につながる嬉しいこと。作る人も食べる人も健康になって、みんなが“幸せになれるスイーツづくり”はここから始まったのです。 


日本の農家を元気にしたい

オーガニックや無肥料無農薬の自然栽培の農家とのつながりは切っても切れないものとなったポタジエです。その後も様々な角度から、日本の農家を元気にすることに積極的に取り組んでいる柿沢さん。

ポタジエの店内にもちょっと聞きなれない名前のお菓子が・・・・

東日本大震災で被災した田畑の復興のために始まったプロジェクトで育てている大豆「ミヤギシロメ」を「仙大豆」と名付けて商品化したものです。

大豆を使うことにより糖質を抑えられたという、ソイチップスやソイパスタが並びます。

彩りが愛らしい「青豆のドラジェ」は、秋田県産枝豆をベルギー産高級ホワイトチョコでコーティングしたものです。

どちらも、日本の農家が元気になるために少しでも力になれたらという思いが詰まっています。 

取材中、お店の奥から赤ちゃんの泣き声が・・・。聞けば柿沢さんの5か月になったばかりのお子様でした。 



小さな命を育みながら、「食べるものの大切さ」「食べて元気なるスイーツ」「幸せになれるスイーツ」への思いがますます深まっているのを感じました。

笑顔があふれる温かな空間で、おいしくて体にやさしいロカボなスイーツが日々作られているのでした。

ローカーボベジスイーツ専門店

パティスリー ポタジエ 

〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-44-9

TEL:03-6279-7753

営業時間 10:00 - 20:00 年中無休 

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