すべての人が楽しめる低糖質おやつ店「Locco」の希望

糖尿病の中でも1型糖尿病は2型とは異なり、原因も治療方法も異なります。徹底した食事制限が必須と言われるのが1型糖尿病。闘病するご本人やご家族の苦労も度々語られてきました。今回伺ったのは、1型糖尿病の方でも「楽しめるおやつ」を目指し、食べることを楽しんでもらいたいという希望のもとに生まれたお店です。


静岡県藤枝市の藤枝駅を降りて直ぐの路地裏通りにそのお店はあります。ご自身も1型糖尿病を患う管理栄養士・畑山響子さんと夫・大介さんが営む低糖質おやつ店「Locco」。地元をはじめNHKなど数々のメディアで紹介されるようになり、遠方からやってくる方も多くいるそうです。「浜松や掛川からもお客さんが訪ねてくださるんです」と大介さん。

お客様は年配の女性が多いそうですが、中には近くのスポーツジムに行った後に来る若い女性もいらしゃるそうです。

わずか3坪ほどの店は洋品店の一角にあります。「地元のイベントで知り合ったことが縁で、ちょうど空いていたスペースを使ってもらうことになった」と洋品店の店長さん。その日もお客様がひっきりなしに訪れていました。服が並んだ奥のスペースのテーブルに腰かけて、大介さんこだわりのコーヒーと低糖質ケーキをいただきながら地元の話しに花が咲きます。

昨年の10月にオープンしたばかりのお店は、大介さんと響子さんが試行錯誤しながら、低糖質ケーキを作っています。

本格的に低糖質ケーキを開発するきっかけになったのは、7~8年前のとある日、妻・響子さんが低糖質の「おからマフィン」をレンジではじめて作ったとき。「正直すごくまずかったです(笑)」と近くにいる響子さんに気遣い、照れながらも話してくれた大介さん。

砂糖、小麦粉を使わずにつくるケーキ作りには様々な工夫が必要でした。「目安としては、1切れ糖質3g以下。砂糖、小麦粉は不使用で上質な生クリーム、バター、チーズにカカオをふんだんに使います」と大介さん。

人工甘味料、添加物は使用せず、自然派由来のラカントやエリスリトールを使って甘さを上手に引き出しているそうです。

おいしいおやつの時間を過ごすためのコーヒーのこだわりもひとしおです。世田谷の堀口コーヒーの豆を使用し、ハンドドリップで丁寧に煎れられます。もともと大介さんのご両親も飲食店を営まれており、お店を手伝いながらレシピ本やインターネットを駆使して独自で勉強されたそう。


今でも日夜おいしい低糖質ケーキ開発に余念がない大介さん。お店には 響子さんと同じ境遇にある人々が悩みを打ち明けたり、妊娠性糖尿病の方が食生活のアドバイスを求めていらっしゃることもあるそうです。 


取材の終わりに糖質0g麺を差し上げると、「実は今日のお昼もいただいたんですよ。手軽に簡単に食べられるので忙しく働く人にもいいですよね」と響子さん。すべての人の「おいしい」のために、という思いは低糖質食品にたずさわる私たちと同じです。  


1型糖尿病の方にもおいしいケーキを楽しんでもらいたい。Loccoの揺るぎない商品開発コンセプトになっています。今後も若い畑山夫婦の活躍を応援していきたいと思わせてもらいました。

※ケーキの傍ら、日持ちもいい焼き菓子「大豆粉クッキー」もつくられ、 電話注文も可能で、低糖質ケーキは冷凍で発送している。

住所:静岡県藤枝市前島1-4-8 

TEL:054-636-7575 

営業時間:平日7:00~17:00  土・祝日 10::00~17:00 

​定休日:日曜日・第2と第4月曜日  

紀文deロカボMagazine

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